(長編)廃屋の残響

祝!二周年!&廃屋の残響(1)

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このブログも今日で二周年に突入しました!!

いやはや、あっという間に二年ですよ。
一周年の段階で既に更新滞っていたのですが、そのまま二周年に突入してしまいました(^_^;)

ちょっとね……二周年って気づいたのが二日前だったもんで…絵も何も書けてないんですよね;
なのでお蔵入りになってた小説をUPしていこうと思います。
読み返してみて、流石にまとまらなさすぎなので手直ししようと試みたのですが、自分でもどうしたいのか分かってないんで(だからお蔵入りになったんだが)直しようがないという……
しかし! そんなこともう知りません! これでいきます!(おい)

一応10話ほどで終わる予定です! 良ければお付き合いくださいm(__)m


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ーーねぇ。裏山にお屋敷があるの知ってる?
    
         知ってる知ってる。あの怖い洋館でしょ。

ーーあそこに大きな鏡があるんだって。それでね、それを覗いたらね……

  

小学生だった私たちは、教室のカーテンに包まって内緒の話をした。

持ち主をなくし、大人たちからも忘れ去られた、子どもたちだけの秘密の場所。

あのうわさ話が、今も胸をくすぐる。




職場を出ると、また耳鳴りがした。

最近よく耳鳴りがする。
気圧の関係なのだろうか。

耳抜きをしようと手を上げると、手提げ鞄の中でスマホが点滅しているのが目に入った。

ハルナからの着信だった。

彼女とは小学校からの付き合いである。
一時期疎遠になっていたが、共通の友人を介して再会し、最近では毎日のように連絡を取り合っている。


「もしもし。今仕事終わったとこだよ」

「お疲れ様。ちょっと聞いてよ。旦那がさ」


挨拶もそこそこに旦那の悪口がはじまった。

彼女は数年前に結婚し、専業主婦となっている。

それまで仕事で散々苦労しているのを知っていたため、結婚の報告を受けた時は我がことのように喜んだ。

やっと辛い生活から開放されるのね。

真っ白なウエディングドレスに包まれて「幸せになります」と泣いていた彼女の顔を今でも覚えている。
しかし、実際結婚してみると、相手の素行がおかしくなってきた。

最近では暴力も振るわれているようだ。別れるよう何度も説得したが、お腹に子どもが出来てしまったらしい。


子どもの頃の私たちは、未来は明るくて幸せであると信じていた。
しかし、実際の自分は思い描いていたものとは全く違う人生を生きている。


今でも洋館のうわさ話を思い出すのは、子供の頃に憧憬があるからかもしれない。
回帰……出来るわけもないのに。



地下鉄の階段を降りようとすると、入り口から溢れる明かりが人々の往来で舞い上がる埃を照らしていた。
その光景が、ふと記憶の頭をもたげる。


ーー月明かりが埃を反射して砂銀のように舞う。
      不規則に重なり合う足音で軋む朽ちた床。

この光景は、お屋敷で見たものだ。

そう。

そうだ。

私はあの洋館に忍び込んだことがある。

一人ではなかった。
右腕にしがみついている少女の体温を覚えている。
あれはハルナだったんじゃないだろうか。



「小学校の時、裏山のお屋敷に一緒に行ったよね?」

「……え?」

突然話題を変えたせいか、返事が返ってくるまで間があった。

「お屋敷だよ。よく噂になってたじゃない。行かなかった?」

ハルナは曖昧な返事をした。
もう大分昔の話だ。覚えていないのかもしれない。
なんでもないよと言って電話を切った。


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~ Comment ~

おめでとうございます!

わぁ、なんかたおるさんよりもうちの方が先輩とは(ブログの。実年齢は……あわわ……(@_@))、ちょっとだけ感慨深いものがありました。いや、皆さん、しっかりやっておられるので、みんな先輩!と思っていて(いや、決して先輩面したいわけでは……)
なんてことはさておき、2周年、いつの間にかでご自身でも気が付いたら過ぎて行く~~~という感じだというのは分かります。遅ればせながらですが、こちらからもお祝いの言葉をお送らせていただきますね!
これからもよろしくお願いいたします!

さて、こちらの短編?うわ~、またたおるさんらしい、というのか、サスペンスのような、ぐいと惹きつける書き出しですね! リセットの時も思いましたが、やっぱり書き出しの上手な書き手さんは羨ましいです(^^)
展開、たのしみにしています!
あ、チャンドラ(いや、それはひとの名前か……)も読み始めているので、またコメに来ますね。

大海彩洋様

ありがとうございます!
大海さんは何年目ですか??大海さんしっかりされてると思いますよ!私はまだまだひよっこです(^_^;)
これからもご教授お願いします!先輩!( ー`дー´)キリッ

はじめは何かとイベント事してたと思うんですが、段々忘れてしまうというか面倒…げふんげふん
こちらこそ今後ともよろしくお願いします!!m(__)m

この短編、全然まとまってなくて;展開も無理やりだし、結末も「えー」ってなると思います(^_^;)
「たおるがまたなんか迷走してるわ」程度でお付き合いくださいませm(__)m
書き出しが上手いと言ってくれてありがとうございます!嬉しいですヽ(=´▽`=)ノ


おお!ポーカーフェイスな日常も読んでくれているのですか!恐縮ですm(__)mあっちはギャグみたいなものなので笑ってもらえたら本望です(^_^)
なんかもう全部読んでもらっちゃって…すいません(^_^;)
少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです!ありがとうございます!

祝祝!!

そっかー、もう二年たったんですね。
なにがきっかけだったかは忘れましたが、はじめて「白蓮」にお邪魔したときのことは覚えています。

たおるさん……真っ白なタオルかなと思いましたが、「手折る」なんでしたよね?
二年ってあっという間なんですね。
おめでとうございます。

私は五年になりまして、その間に触れ合った何人かの方は、ブログをやめてしまわれた場合が多いです。
たおるさんはできるだけ、長く続けていって下さいね。

それから、この作品はホラーでしょうか。
なんだかじわじわっと怖さが高まっていくようなオープニングで、続きが楽しみです。

子どものころのホラーっぽい冒険と、妊娠中の女性の組み合わせ、想像しただけで背筋がぞくぞくしますよぉ。怖いよぉ。

いえ、私は怖いのも好きですから、大歓迎です。
楽しみにしていますね。

祝2周年

たおるさん、2周年おめでとうございます。
え? まだ2周年なんですか? もうずいぶん前からブログ仲間だったような気がしたんですが。
ブログって、早く感じたり遅く感じたり、体感時差が大きいですよね。
いやそんなことはどうでもいいんですが。
また新たなお話が始まりましたね。
そういえば以前、私が廃屋ものを書いていた時に、たおるさんも書かれているとおっしゃってたような。
これだったのですね?
出だしも興味をそそりますし、雰囲気もありますし、お蔵入りにするのはもったいないですよ!
この友達が、なにか鍵を握っているのかな?
今度のはホラーっぽいですね。
たおるさん、さらっと怖いのを書いてしまいそうなので、油断できません^^
つづきも楽しみにしています。

あかね様

そうなんですよ。もう二年になります。

名前は一応「手折る」から取ってるんですが、別にこだわりはないんでタオルでも全然大丈夫です!(おい
「白蓮」の白からもタオルをイメージするのかな?

あかねさんは私がブログはじめてそんなに経ってないときから来てくださって、コメントもくださって、とても嬉しかったことを覚えています(今でも嬉しいですよ!)
あれから二年経ちますが、今でも交流持ってくださっていることは本当にありがたいことですm(__)m大事なブログ仲間として大切に思っております(*´ェ`*)
いつかお礼参りに伺えたらなぁ…一緒にお話出来る日を夢見ております(*´艸`*)


あかねさんは5年になるのですか!大先輩ですねm(__)mこれからも色々お世話になると思いますがよろしくお願いしますm(__)m

交流があった方がいなくなってしまうのは悲しいですね……。私も出来る限り頑張りたいと思います!もう既に消え入りそうですが! なんとか頑張れ私の発想力!


このお話は……ホラー……ではない……と思います(おい
自分でも何になるのかよく分からなくて(^_^;)
怖いっちゃ怖い…ような気もします;
まぁ夏ですし!怖くてもOKですよね! 全然まとまってないお話なのであまり期待せずに流し読みしてくださいませ(^_^;)

lime様

お祝いありがとうございます!

まだ二年目なのですよ(^_^;)ルーキーです。ルーキー。
おお、そんなに前からいるように思ってくださっているとは嬉しいですヽ(=´▽`=)ノ

そうそう、前に廃屋のお話書いてるって言ってたやつです。覚えていてくれて嬉しいです♪
一応書き上げたんですが、まとまってないし何が言いたいのかもよく分からなかったのでお蔵入りになってました。
ちょっと書きなおしてみてるんですけどねぇ…どう書き直したらいいのかも分からないというか(^_^;)
ホラーではない…と思うのですが…怖いっちゃ怖いような…‥(´ε`;)ウーン…
って考えてみたら、私の書いてる話ってなんだかんだでどっか不安になるようなこと書いてますね(-_-;)
それで毎回皆さんにホラー?とか聞かれているような;
わ、わ、あんまり楽しみにしないでくださいー! 内容も薄っぺらいので「ふーん」程度で流し読みしてくださいませm(__)m
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